今、バイクシーズン幕開けと言える時期で、なにせ作業が混雑して如何しよう無い毎日だけど
昨今確立されているライディングハウツーが気になって仕方ない。
もしこれがウィルスなどの感染症であるとすると、かなりの多くのライダーが侵されている
しかも中核まで進行している。ライディングにも多くのジャンルがあるしスピードレンジもあるので
その言われていることが該当する場面もあるので、細かく説明して行くとややこしいので
サーキット等のスポーツ走行に絞ってお話することとする。
結論から言って、バイクの乗り方=正しい操作方法はそれぞれのライダーの体格等で事なる程度で
基本は一つと言える。
バイクを曲げる要因は数種類あるが、正しい曲げ方は記憶の限り注目される事は無かったと思う。
それどころか悪い操作方法=悪 とさえ今では言われている。
ちゃんとその正しい操作方法を行っているライダーはいるし、正しいから
良い成績やタイムを出している。
理論では無く、行動で実践している。そのライダー達は間違いであることを知ってても
間違いを正す事が仕事で無いし、表現するのも仕事でないのでやらないだけである。
走りは優れているが、文章表現は得意で無い。
では何が間違っているかというと
国内で解説されているバイクの乗り方が間違っている。文章はじめメディアが間違いの中枢なのだ。
走りは得意で無いが、文章表現が得意で大衆心理をつかむ事が出来るメディアを自由にこなせる
能力を持っているから出来たことなのだ。
例え全日本ロードレースチャンピオンであれ、毎年本を出していないでしょ。
日本だけでなく、世界的にも同じ。
今日のバイクの乗り方が出来上がるまでに長い年月がかかっているし、ありとあらゆるメディアが
同じ事を言っていると、疑う余地も無いとさえ思う。
けど、間違いだ。早くたださないと日本のモーターサイクルスポーツの限界を低くしている。
だから改革しないといけない。
では次のライディングに関する事をやっているかどうかライダーとして
もう一度見つめ直してほしい。
●背中が猫背で乗る事、ピーンと真っすぐはいけない
●両腕はリラックスしてハンドルに力が入って無いか、ハンドルの動きを妨げてはいけない
腕を伸ばしていてはいけない
●バイクのコントロールの中心はリアである、フロントに頼るのは行けない
●バイクの旋回の要因はセルフステアである
●ハンドル操作をしなくても、バイクをバンクさせると自動的にフロントが切れ込む
それを妨げていけない
●ブレーキは直線で終わらせるべきであり、クリッピング付近まで引きずるのは危険だ
どうだろうか、代表的な項目だが皆さんこの事を励行しているだろうか?!
今一度見直して欲しい。
しかし上記は全て間違いだ。
今日まで作りあげらて来た論法は間違いなのだ。
この間違った考え(考えは頭の中でライダーの行動を制御してしまう。だからバイクが曲がろうとする
のをその考えが制御している)がある為に
何も問題無くコーナーを曲がれたのに多くの間違ったXXしてはいけないという
頭に巣くった考えがあるために、曲がりきれずにコースアウトするか、曲がれないから
極端に低い速度で走る事になる。
公道だとスリップダウンではない限り、曲がり切れずに
ガードレールや壁に突っ込んでしまう原因と断言出来る。
その要因を取り除かないといけない。
そこには大きな障害がある、それはメディアだ。
なぜなら正しい事を伝えるにもメディアが無いと伝わらない。そのメディアが協力的でなければ
十分に伝わらないからだ。
今まで自分たちが堂々と伝えて来た乗り方を、否定されたらどうする?
しかも誌の看板のごとく大きく表現していることだったら、簡単に変更出来ない場合が多い。
それが集客の広告塔の様なものだし、ライディングレッスンも行っている。
誌面に「皆さん今までの事は全て間違いでしたので来月号から改定します。」
と載せるだろうか?
そうしてほしいが、いわゆるプライドや対面が絶対邪魔する。
医学の話がある 19世紀後半にアメリカの外科医 マーフィーである。
それまでは、虫垂炎(盲腸)は不治の病気で、発症したら死を待つしかなかった。
唯一の治療方法は、下剤を飲ませてアヘンで傷みを取り除き
そして死を待つのみだった。
しかし
虫垂炎の原因が明らかにされてきて、虫垂を切除すると命が助けられる事が解って来た。
若手の外科医がいろいろな手術方法を提唱してその先頭のたったのがマーフィーである。
初期の虫垂炎の発見と安全な手術方法で多くの命が救われて、今や完全な常識となっている
宇宙飛行士や登山家等は発症の前に切除する事さえ常識化している。
しかし当時は、内科医が中心で彼らの治療は無視されて依然と下剤、アヘンの治療を続けた。
10年戦争と言われる、外科医(手術)と内科医(下剤、アヘン)は収集が付くには時間がかかった。
ここではメディアが役立ち、新聞を中心に虫垂炎は早期手術で助かる事が認知されて終息を
迎えたに見えたがそれでも内科医たちは下剤とアヘンに固執し続けた。
まさに「治療法を守って患者を守らず」の典型であったと思う。
内科医にとっては下剤とアヘンが収入の中心であったら、生活さえ危うくなるのだから
仕方がない。
しかし患者は救わなくていいのか。
私がその外科医として新しい治療法を提言したとして、果たして内科医は新たな治療法を
受け入れるのか?
それとも下剤とアヘンのまま治療を続けるのか?
それは事を起こしてみないとまだわからない。やはり挑戦となるだろう。
こういった争いは文化を持った人類史で古くからおこなわれている。
天動説を否定し、地動説を唱えたガリレオの時代から、男尊女卑が否定されるまで、
またリンカーンも常識を覆すのに多くの時間と犠牲を払っている。
振り返ると中心には必ず、少数の人間の利益が関わっている。
政治と癒着し、その利益が奪われるのをおそれ改革を阻もうとするのもまた歴史に残された
事実。正しい意見と意思を持った者たちが苦しめられてきた。
しかしガリレオが地動説を唱えてなければ今でも太陽は地球の周りをまわっていたかも知れない。
間違っているとわかれば認めれば良い。
これは戦争ではないし、今のメディアの中心人物は金銭欲が異常に強く、また自身の個人的欲望だけで
生きている悪質な人間だとは夢にも思えない。
日本のライディングの為に、ライダーの為に心から発展を願う気持をお持ちなら
いつでもすべてをリセット出来る柔軟性をお持ちである事を強く願う。
私は1日も早くこの事をアピールして行きたい。
今はまだ仕事に追われる毎日で着手する事はままならないが
その日を目指して毎日の仕事をこなしている。
考えをアピールするにはいろいろな技術と能力が要求されるので
身につけないといけない事も多数あるし、味方になっていただく必要もある。
「挑戦」というしか今は言葉が見つからないが、改革出来ないならその時は私は負ける。
ただ負けると、そこでモーターサイクルスポーツは止まってしまうだろう。
今まで言われているハウツーライディングに疑問を抱く気持があれば
是非協力いただきたい。頭の中をそのまま見ていただくことは出来ないのだから
物理的な証明も必要だし、人に伝えるには文章による表現と
CGによる図解も欠かせない今日この頃なので、その改革に興味をお持ちであれば
是非ともご協力お願いします。
とにかくその日に向けて
まずは今預かっている仕事を大切にこなして行きます。
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- 2014/03/21(金) 01:08:31|
- メッセージ
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新店舗は倉庫の中で作業をしています。
結構広いので、一部を区切って作業部屋を作っていただきます。
理由はたくさんありますが、空調を入れてなるべく作業しやすい環境にすることと
倉庫は広いし、案外ほこりもあるので、作業部屋を区切ってエンジンの作業等精密作業の環境作り。
倉庫は広いのでエアコン入れても広すぎて電気代が半端じゃないので
作業しやすい広さに仕切って電気代の節約。
空調なんて贅沢?!そんなことはありません、エンジンのパーツを精密に測定するには
決まられた温度で測らないといけません。冬は寒さで収縮、夏は暑さで膨張するでしょ。
なにせ100分の1mmの計測するんですよ。精度が大事なのです。
もっと効率良く作業出来る環境を作って、早く正確にお届けできるようにする為です。



しかーし、暑さ、寒さも重要ですね、今まだ冬なので、倉庫の中は0度になる日もあって、いくら厚着しても
手がかじかんで、デスクワークはできません(>_<)
手袋してちゃ、キーボードは打てません。
作業時間をもっと長くしたいという気持ちもいっぱい。
夜お客さん来ていただいても、寒くて寒くてじっくりお話出来ないのもあるので
接客スペースも改善します。
こういった設備は皆さんが部品買っていただいたり、作業を依頼くださるおかげあっての事です。
効率よく、正確に作業できる様に、このような形で還元して行きます。
この先も、作業機械や工具を入れさせていただき、もっとレベルの高い作業が出きる様に
して行きます。
部屋は明日とりあえず完成予定です。
- 2013/02/20(水) 21:00:16|
- メッセージ
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18インチキット開発に大変お世話になったCB1100Fが今年はひとまずオーナーのも
とに帰って行きます。
今期はエンジン、足回りのセットで、それ以外も現在検討中です。
積み込み前にたたずむ姿どの車体も愛着湧いてしまいます。エンジンの不調、高速走行での振れなど大きな改良希望点を解決するにはどうするか
考えて、今現在ボルトオンパーツの少ない状況なので、作って走って改良して
出来上がった車体と、キットパーツです。
出来上がってからも、イベントへ展示させていただいたりご協力ありがとうございました。
多くのCB乗りの役に立つ内容です。
エンジン関連を最終的に点検してるところです。
いろんな情報から、あれはダメ、これはダメとたくさんの制約をかけられている気がしますが
今回はCRφ35をつかっています。大径でピックアップがなんだかんだと言いますが
さすがに強制開閉キャブの弱点はありますが、相当走ります。
街乗りでの使い勝手もいいし刷り込まれた情報も、たくさん消し去ることが出来た
良いお仕事でした。
納車前の最終点検の様子です。
来週あたり、CBX1000とBIG1が入って来ますが
車体の振れの対策です。足回りの変更で、快適に走れるようにします。
それを見ていただき、どうすれば快適に走れるか少しでも多くのオーナーに
わかっていただきたいですね。
鉄フレームは弱いだとか、ダイヤモンドフレームだからとか
長年の改造から、走行の目的に関わらず強化すべきところはあります。
しかし、古い時代に作られたフレーム強化論はもう全てが正しいのでは
ありません。
それも証明できた車体です。フレーム改造点は数か所です。
★CBX100の純正フレームアライメントの弱点を改善する仕事
★純正18インチのBIG1インチダウンによるトレール補正での走り
これもレポートします。
市販パーツを付けてれば良いというものではないのが現状なので、ジェイズでは
付ければ良いパーツの開発も重要と思っています。
- 2012/10/14(日) 12:31:32|
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バイクが曲がる原理を雑誌が書いているけど原理と操作は違う
いつしか バイクに力を加えるのは「悪」とされてきたけど違うんだなー
「力を入れない時もある。」が正解 「力を入れてはならない」は間違い
転倒はバイクと切っても切り離せない
転倒回避はライダーの入力でコントロールできる事をいつか知ってほしい
バイクは曲がるのではなく、曲げるのであり
それにはライダーの入力(これを”コジル”と書くと悪く聞こえる)が全てを握っている
コントロールの中心はライダーだという事。
スポーツライディングを中心にした見解だけど、バイクのコントロールの基本は同じ。
いつも思うのが操縦技術をもった人(=ここではプロライダーとか)には残念ながら文章表現に
優れた人は極めてまれだと思う。
逆に文章表現の得意な人に、卓越した操縦技術の持ち主はいるのか?
日本のモーターサイクルスポーツの進歩の大きな妨げになってたし
今でもなっているとしたらどうだろう。
過去にライダーとして極めた人がこぞってセルフステアを主張しているだろうか?
自身のライディングを表現していないか、する機会がなかった
苦言を呈するなら表現方法を身につけていないとしか言えない。
証明するのは難しい
何が難しいかというと、体制が「力を入れるな!」なのに「力を入れろ」
これは戦時中に反戦を唱えるのと同じだし
消費は美徳と言われた高度経済成長期に省燃費、節約を唱えることと同じくらい大変そう。
メディアの責任・・・・・重要です。
政府が公約を掲げて取り組んで、間違いに気が付いたら切り替えないとね。
それをプライドが許さず任期まで切り換えないから国民が不幸せになるんだね。
少人数が大勢を振り回してるのに似てる。
「ごめんごめん、政策間違ってたから変えるね。」の方がいいと思うよ。
間違いを認めたら、自分のプライドが傷つくと一瞬でもそれを先行しちゃうと、何百、何千のライダー
に影響出てるの知ってる?
「今まで私が出したハウトゥーライディングは全て間違ってた!」
「明日にでも乗り方を変てください。」
という本を出せる人がいたら良いね~!
自分には関係ないと思いがちだけど、この原理をどこか頭の隅に置いててくださいね。
いつか、近いうち必ず・・・・・・。
- 2012/07/27(金) 11:34:14|
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つい最近ばらしたエンジンについて。 持ち込みエンジンで、実際走っていたとの事。
エンジンから、異音と振動が出ているのでそれ以上回せなかったらしい。預かった時にもどう考えても普通じゃないと判断。このエンジンのオーバーホールと改造にかかった費用を聞いて慎重になるし、距離は2000kmも走って無い。
が、どう考えてもおかしい症状なので分解点検に踏み切る。
外部点検でもオイルもそこらじゅうから漏れてるし、実圧縮もばらばら。
組み立て不良個所を取り上げると・・・・
◆オイルパン シールワッシャー2枚不足
◆クラッチハウジング がたがた

◆Lケースカバー シールワッシャー不足 液ガス塗って無い
◆ヘッドカバー取り付けボルトシールラバー(マウントラバー)未交換
◆1番シリンダー、排気側のバルブステムシールからオイル下がり
◆カムホルダー一か所 ノックピン2つ有るはずが両方無し

◆カムホルダー取り付け部 なめかけ寸前6か所 ヘリサート加工要
◆チェーンテンショナBのアジャストボルトネジなめてた
◆弩 スタッドボルト1本完全になめてネジ無いまま組み立ててる
締まる訳ない。

◆クランクケース締めつけボルトシールワッシャ不足
◆究極!プライマリーチェーンテンショナのプッシュロッド、スプリングが入って無かった
プライマリーチェーンが張って無いなんて考えられない。エンジン ガチャガチャ言って当然!
◆クランクシャフト、コンロッド大端ベアリング全て 傷だらけ
縦傷有り 部分的な摩耗有り

◆他にも ミッションベアリング換えて無い
プライマリーシャフトダンパー換えて無い

ケースの合わせ面のOリング換えて無い
不要なところまで液体ガスケット塗りまくり
もうてんこ盛り!!!
このエンジン100万円らしい。
調子悪過ぎてうちへ持って来て、またお金払う人の気持ちになれよ!!修正と部品代にどれだけお金かかるかわかる?!
ええ加減過ぎる!! これってショップのすること?!
ろくに知らんのに手を出すな!
店の人には相当うんちくは聞いたらしい。異常を訴えても、旧車、チューニングエンジンだからと何も相手にされない
クレームだなんてトンデモナイ!
最高級オイルを500km 1000km 次も音がするんだから早く変えろと言われて毎回2万円以上のオイル交換代金
このエンジンだけじゃないよ・・・・実際
車両オーナーがオーバーホールで持ち込んでも、純正完売のところは「無いから換えれない」と言ってそのまま
交換すべきところさえしてなくて
ピストンリング交換したって お前素人か?! リングだけで何の意味あるの?
換えるべきところ換えて無いし、トラブル起これば「旧車」で片づける。
あのね、失敗したのも、知識不足も攻める気は無い。誰だって最初から100%何もかもわかる訳が無い。
けれど、全て知ったように偉そうに言って、ミスを認めないのが許せないと思う。
作業に関して語ったたうんちくはすべて雑誌の受け売りだね。
今回のエンジンは、そのミスにさえ気が付いてない こういうのを確信犯と言う。
「メーカー問わず何でもやってるんで、専門知識がないから仕方ない」だって。じゃあするなよ。
腹立った。
今日は気持ちの爆発だっ!
- 2011/11/24(木) 02:56:01|
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