今日は、新型アームの原型
アメホンのCBーF82年型に付いてる”カルファブ”アームの販売リクエストが結構多いので、以前も作った・・・・・。
が、しかし、そのままでは実用的ではなく販売中止に至った。

前に作ったのは、とある筋から図面を入手、最初はほぼそれに近い寸法で作った。
すると、問題がかなりあった。インチとミリメートルの混在で寸法を読み出しも大変だった。材料はミリメートル物の板と、インチ角材。
まず、サスペンションの取り付け位置が純正と大幅に異なる事
そのままだと、すきまだらけ。スタイル的にどうも・・・
同じく、サスペンションの取り付け位置で、レイダウンと短いサス用
そのままだと、車高が5cmは上がる。足付かないし、サスは直立しすぎて全然動かない、角度悪いね
同じく、サスペンションの取り付け位置で、幅が異なる
エンドが純正のこの字に対し、ロッドエンド型を前提に作っているので幅が違う
ホイールセンターや、ショック取り付け位置も換えないとダメ
とにかく、オリジナルの「カルファブアーム」はフレームが先に設計されて、それに合わせたアームの寸法だと思うので、純正フレームをそれに合わせるのは、簡単じゃない。
「フレーム改造前提ですよ」で売ったけど、買った人は切った貼ったの苦労の連続で、やはり専門の加工屋さんがいないと取り付けは困難だし、費用もかかりすぎ!
という事で販売は中止したわけです。何事も簡単には行かない。
そこで、今回純正フレーム取り付けを前提にCFタイプを作った。
なかなかかっこいいぞ!
◆サスは純正のこの字のエンドで取り付け可。メンテナンススタンド用のフック取り付け用のタップ加工もあり
気が効いてるー!

◆ピボットはテーパーローラーベアリングで、軸受に最適な物。
◆チェーン引きは今風のを取り入れて、スペーサー(スペンサーとも言う)を換える事で将来的に径の違うアクスルにも対応出来るようにした。

◆オイルキャッチタンクにも使えるように、ボックスにはM12のネジ穴をつけて、今だったら
レデューサにも対応し易くなる。

これから、アルマイト加工に出すので、実車につけたら画像アップします。
ちなみに、サスのエンドをボールエンド型に換えるのは、他の寸法に大きな影響があるので難しいですね。
一般の、サスマウントを溶接するのに比べ、アームそのものを内側に追い込む必要があるで、ブレーキキャリパーマウントの幅詰め。
左はチェーンラインぎりぎりなので、カラーの加工に加え、スプロケット固定用のボルトかナットを内側に追い込まないと、サスの取り付けボルトに干渉などなど、加工内容が多いのです。
スタビを支えてる箱には 穴開けてるので、走るとここから砂や、雨なんか入って掃除大変だろうけどやっぱり雰囲気は欲しいのですね。
追伸、今月号12月24日発売号にはジェイズのバイクは載らない見たいです。すいません。
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- 2010/12/17(金) 11:02:49|
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