例のあの11万キロオーバーの750Fは、入庫早々分解点検しました。
ブログではなく、どういった作業をするかHPでアップしますので、今日はブログにて一部をお見せします。
本当に一部です。
先日の作業している所です、エンジン下ろすのは暑い夏は特に大変です。
マフラー外して

オイル下がり等確認しながら分解です。排気ポートはモンキー50並みにカーボンで狭くなっていました。

オイルパンはきれいでした!!本当に最近では珍しい程!!
ごみありますけど、こんなもん!と言う感じ
同じ頃入ったエンジンのオイルパンは・・・・

ギョギョー(@_@;)!!
ストレーナーも結構詰まっていました。 これでもまだましな方かな。
ほぼ100%ストレーナーがごみで詰まってるのもあります、それが原因とは言えませんがプライマリーチェーンが切れていました。
オイルパン開けると、プライマリーチェーンテンショナーのピストンとスプリングが落ちてきた事もあるし
普通に走ってるけど大丈夫かな??
それからずうーっと分解ましたが、30年そのままだったボルト、ナットは簡単に回りません

画像はうちのスタッフの動きが速すぎてピントが合いません、関節には全てマグネットコーティングをしている為です。
シリンダボアの測定です。

画像は計測している私の動きが速すぎてピントが合いません、関節には全てマグネットコーティングをしている為です。

これは、純正の通りに、シリンダの上、中間、下の3か所を、縦、横それぞれ計って記録します。
特に深い傷は無かったものの、ピストンの摩耗を合わせると平均 0.06から0.08の摩耗で、限度の0.1
に近い。それぞれ摩耗はシリンダでまちまちだし
最初から、純正はピストンボアにあったボーリングはしていません。
シリンダもピストンも製造の規定値で作ったものを組み合わせてこれほど長持ちするのはさすが純正。
時に、最も小さなピストンと最も広いシリンダー、又はその逆の組み合わせで、古いエンジンは特にばらつきが多いです。
これからシリンダは、ピストン径にあったクリアランスを取ったボーリングを行います。
そこはオーバーホールの強みです。
シリンダは旅立つのだった。
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- 2011/06/28(火) 17:49:11|
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