過酷な、でも有意義な出張から帰って来ました。
さすがに1000km(片道)はしんどい―!!けど
それに勝る物はあります。
今はまだ、取りに来ていただくには遠くの方が多いので、必要とあらば納品に伺う事が多いです。
電話やメールだけでは伝わらないことや、会って話してはじめてわかる事も多く
勉強になる事ばかりです。
お忙しい中ありがとうございました。お土産も頂きまして嬉しいですね。
まだまだこれからも現場からの声を吸収しないといけません。
がんばります!
帰るや否や、早速強化スタータークラッチの組み立て作業です。
クランクに差し込み、スプラインの点検、注油、組み立て、作動の確認を行い、一つ一つ仕上げて行きます。
毎度搬入された部品の数見て、ため息が5000ccは出ます。
「クラッチが問題無く動くようになった!」とかたくさんのメールや、時に電話まで頂けるのは
何よりの支えです。
数日内には出荷しますので、ご注文の皆さんもう少しお待ちくださいね>

ここ最近申し合わせたように、この強化スタータークラッチを付けると、クランクのバランスが狂うと
聞いたのですが・・・?と言う質問を頂きます。
クランクがねじれるとか、クラッチの強度が高いので影響がでるのでは…などなどです。
答えは 「全く問題有りません。」 です。
スタータークラッチを換えても、ピストンを換えない限り、セル始動時にかかるピストンの圧縮抵抗は
変わらないのでクランクへの負担も同じなのです。
このスターターを付けた途端に、ハイコンプピストンに変わって圧縮抵抗が激増するわけでもなく
そんな魔法の様な事はありません。
他にも例として、セルモーターの力が何倍になっても、かかる負担はピストンの圧縮抵抗だけですので
これもクランクへの負担は変わりが無いわけです。
更に、始動時にかかる負担は、スタータークラッチで受け止めているのでクランクの摩耗などの心配も
ありません。
クランクにかかる抵抗はノーマルクラッチが例えば数字で「10」とするとジェイズのクラッチでも
数字で「10」です。その10の力がノーマルは3本のピンで支えますが、ジェイズ製は22本(どちらも割り切れないな)に振り分けられて、それぞれにかかる負担は分散します。そこがポイントです。
ご納得いただけましたか?
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- 2010/06/30(水) 03:28:06|
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