クラッチハブダンパーが出来たどー!! 残すはハウジング関連、部品と切削加工。

ついに金型起こして出来上がりましたーー!
これもずいぶん苦労した。材料を選ぶのにどれほどテストしたかわからないくらい。
やはり、純正より良い物を提供したいという一心で、シリコン、フッ素の材質も試したけど、高いだけで
寿命短いし、実用的では無かった。ジャダーも起こるのもあったし、苦労苦労の連続。
で結局純正と同じ材質に行きついた(耐熱劣化にたしては純正を少し上回る)。材質を知るには苦労があった。
スタータークラッチもそうだけど、30年以上前の設計の時ではまだ存在しない材質や、技術、仕組み、流行りがあって、
この先まずは純正を知る。そして、それより良い物は出来ないか、材料、仕組みなど考え作り、試作、テスト。
この繰り返しになる。中には純正を超える事が出来ない部品もたくさんあるのではないかと
思うのである。決して私がが優れているのではなくて、新技術、新材料など、より良い物をCBに使えるようにしているだけ。
今回はメーカーを超えれなかったけど、次の部品は越えてやる!と言う意気込みです。

クラッチの音はCBでは当たり前になっているが、絶対「持病」と言う言葉で片付けてはいけない。
クラッチハウジングのガタ、振れはエンジン出力はもちろん、燃費、ミッションメインシャフトに悪性影響を与えているのを知って欲しい。
まずは情報からという事で、新車から乗っているオーナーに、クラッチ音について聞いてみたが、「う―ん、覚えて無い。」
まあ、昔の事なので仕方ないと思うけどさすがに30年前の記憶が無いのは仕方が無い。
クラッチの音は、最近になって、いろんなメディアで取り上げられてきたので、意識するようになったのが現状。
クラッチハウジングのメーカー販売終了になったのは、つい2年前で、その時新品つけた車体を追跡調査すると
早いので何と1000kmで音が始まったという情報もあるし
だいたい3000kmから音が始まっている。今までは、クラッチハウジング全体を、純正新品に交換しか方法は無かった。
3000Kmで交換するほどデリケートな部品ではないけれど、定期交換部品と認識頂きたい。
そして、ハウジングも使い捨てではなく、部品交換で割れない限り使い続ける方法をもうすぐ提案出来るでしょう。
街乗りも、ツーリングも、レースでももちろん、回転部分は重要です。
今年の春の震災によるダメージは回復したでしょうか?心配は絶えません1日も早い回復を祈りつつ
来年の更なる活動に向けてちょっとだけお休みいただきます。
「震災で私の生活はすべて変わってしまった。バイクも散々な姿になった。
けれどこれをいつか思う存分乗れる日を夢見てるから、頑張れるんです。」
その一言で決意しました。こんな時、バイクの仕事が何の役に立てるのか真剣に悩んだ時もありましたが、
今やってる事に間違いないと思いました。
更に最近の事ですが、「バイクは社会貢献出来るんですか?」私の問いに
「みんな普段の仕事や生活の中で受けてるストレスは数知れないけれど、バイクに乗るほんの一時の為に長い、つらい仕事が出来るんだよ。仕事そのものが社会貢献なんだ。」
CB界の長老 タジマさんに頂いた言葉です。
何かバイク以外で社会貢献したいという私の気持ちに大きな改革と確信を頂いた時でもあります。
自分のやる事を信じて、やり続けるしかないと決意しました。
来年も皆さんのお役に立ちたいと願うばかりです。
本年はありがとうございました。新年は4日から営業します。
来年もよろしくお願いします。
良いお年を!!!
そうそう、言い忘れてました。
来年の新規開店、実戦投入に向け、新スタッフが既に猛勉強中です
正月返上で作業をします。
ゆっくりするのも先送りです。
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- 2011/12/30(金) 19:41:29|
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